今回はCyberduckというGUIのFTPクライアントツールを利用してAWS上のS3バケットとIAMロールを付与したWindowsインスタンス上でファイルのやり取りをしてみたいと思います。
この方法を利用することでアクセスキーを発行しなくてもCyberduckを利用することが可能です。
手順
以下の手順はすべてS3へアクセス可能なIAMロールがアタッチされているWindowsインスタンス内で作業していることを想定しています。
Cyberduckのダウンロード
以下からダウンロードできます。
https://cyberduck.io/index.ja.html?l=ja
S3のIAMロール用のCyberduckのprofileをダウンロード
IAMロール用のCyberduckのprofileをダウンロードしてきます。
以下のリンクの上のほうに「Connecting with temporary access credentials (Token) from EC2」という項目があります。
そこにIAMロール用のCyberduckのprofileがありますので、Downloadを選択して、ダウンロードします。
https://trac.cyberduck.io/wiki/help/en/howto/s3
画像でいうと赤枠のところ
profileの編集
テキストエディタでダウンロードしてきたprofileを開き、
http://169.254.169.254/latest/meta-data/iam/security-credentials/s3access
となっている箇所の、s3access
の部分を現在作業中のインスタンスにアタッチされているIAMロールの名前に書き換えます。
それ以外のところは、なにも編集せず保存します。
CyberduckでS3に接続してみる
さきほど編集したprofileをダブルクリックしてCyberduckを起動します。
すると、S3へ接続が行われ、バケットの一覧がでてきます。
バケット名をダブルクリックするとバケットの中身がみれます。
おわりに
アクセスキーを発行しなくてもこういったGUI系のツールを利用できる。というのは結構便利だと思います。
(AWSCLIつかいかたわからないみたいなこともあるので…)
おためしあれ!!!
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